おしゃべりトッピング

田舎で専業主婦してみたら…

【仏壇】

空は夏、今日は七夕…

そうめんを食べる日です。この季節は都会は熱帯夜の様ですが、田舎は涼しく明け方は窓を閉めないと冷える。お陰様でぐっすり眠れています。

夕方収穫した伏見甘長をこんやのおかずに!

毎朝仏壇に手を合わせます。ろうそくに火をつけ線香を供える、仏様に感謝を伝える&本日の無事をお願いする…

幼いころ父の実家には大きな仏壇がありました。北陸の山間の田舎でそれはそれは大きな仏壇でした。おばあちゃんが毎朝「ナンマイダ ナンマイダ・・・」って言いながら仏壇を開いてました。私は幼く小さかったから仏壇も大きく感じたのでしょうがそれでもそこそこ大きく、厳かで近寄りがたくて気になる存在。

初めて主人に家に招かれ座敷の仏壇を見たときにすごく懐かしく、引き付けられる感覚があって「ああ私はこの仏壇に呼ばれてここに来たんだ」という不思議な感じがしました。偶然にも宗派が同じで父の実家にあった仏壇と大きさもほぼ同じ、ふわっと重なる記憶、厳かな佇まい、線香の香、空から降りてきたような目の奥の高いところで聞こえるおりんの音。強固に守られた結界の中に足を踏み入れた感じ。  再婚を決意した瞬間でした。

この仏壇はもう何十年も前、本家がもっと大きな仏壇に買い替えたときに分家である主人の家に頂いたものだそうです。歴史を感じる古さで、そこもまた引き付けられる魅力のひとつです。

毎朝のお勤めは心を静めてくれ、繋がりを感じる大切なひと時です。

 

幼いころ近寄りがたかった大きな仏壇。今では私もろうそくを灯し線香を供えます。

感謝、感謝。